静岡県のお客様 令和4年生まれ見つめ合う2飾りの兜ー「若葉色の兜」と「鏨彫り職人による朱色の兜」  「若葉色の兜」―パステル系グリーンのその兜は、私たちの心をとても落ち着かせてくれる、優しさ溢れる兜でした。 「パステル系グリーンと銀の素材の組み合わせが新しく、今年初めて出てきた色。優しさを出すためにゴールド一色でなく、シルバーを使っている。コロナが落ち着き、これから先、明るく進んでいこうという風潮の色。」そう兜について説明してくださったのは、長男の兜選びの時にもお世話になった寺田さん。当時こだわった点や選んだ物について覚えてくださっており、今回の次男の兜選びが大変スムーズに進みました。  長男に選んだのは「鏨彫り職人による朱色の兜」。正に「The 兜」。そして、えんじの毛せん、総手書き黒点画の屏風。長男と次男の兜を一緒に飾りたいと考えていた私たち。店頭で飾ってあった場所から、「若葉色の兜」をえんじの毛せんの上に置いてもらいました。すると一味も二味も違って見え、ここでもとても映えているように感じました。「飾り方1つでこんなにも印象が変わるんだ。」これは、長男の兜選びの時にも感じたことでした。  2飾りの兜を並べてみた時、兜の前面の角は大鍬形で、全体的にシンプル且つ飽きのこないデザインだと感じます。そして、「鏨彫り職人による朱色の兜」からは強さと力強さを、「若葉色の兜」からは優しさと柔らかさを感じます。2飾りの兜は、並べてみることで主となる色や雰囲気、大きさが異なりながらも、大変調和がとれている様子でした。 家の床の間で、少し斜めに向かい合いながら、微笑むかのようにお互いを見つめ合う2飾りの兜。この兜のように、子どもたちがお互いを思い合いながら、優しく育っていってくれたらと願っています。 改めまして、頂きましたご縁に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
東京都 / 伯郎(はくろう)くん 令和4年生まれ 健やかな成長を祈って SNSでたまたま見かけた左京さんの兜に一目惚れ。セミオーダーメイドのページでたくさん吟味し、コレだ!という組み合わせでお願いしました。届いた兜を直接見ると想像していた以上に美しく繊細な職人仕事に感動。家族に猫がいるのでアクリルケースもあわせてお願いしましたが、見た目を損なうこともなくホコリなどから守ることもできて、お願いして良かったと思いました。さて、お気に入りの兜を手に入れたはいいけれど、果たして毎年出して片してとズボラな私にできるだろうか!?と突如不安に…。しかしそんな心配はいりませんでした。箱から部品を傷つけないよう丁寧に取り出し、そっと組み立てて飾る作業をしているうちに、息子が生まれてからこれまでの日々が思い出されて思いがけず涙が出ました。この子が生まれてきてくれたから5月5日を特別な日として迎えられるんだなぁと。片付けも同様に、ゆっくり片しながら心に湧き出る様々な感情を味わいました。手間をかけることって、ちゃんと意味があるんだなと思いました。一年に一度、出して愛でて片して、全部含めて楽しんで、息子の成長をかみしめる日にしていきたいと思います。この度は心のこもった素敵な兜をありがとうございました。この先ずっと大切にしていきます。最後に息子へ。生まれてきてくれてありがとう。
鹿児島県 / 凌成(りょうせい)くん 令和4年生まれ幾つもの試練を乗り越えて 春になり、五月人形や鯉のぼりが目に入るようになりました。けど、我が家は転勤族です。お腹に息子がいる時から転勤族で荷物が多くなるから、兜や鯉のぼりは無理だね…と旦那と話し、諦めていました。息子が無事に誕生し毎日共に過ごす中、春の季節がだんだんと近づいてきて、やっぱり息子のために兜が欲しい!!と旦那に交渉をしました。しかし、旦那の反応はイマイチでした。私、1人情報収集を始めました。こだわりが強い私が探していた兜は今どきのキラキラした兜ではなく、昔ながらの雰囲気があり、シンプルだけど、重厚感のある兜。思い描く兜との出会いはなかなかありませんでした。そんな中、Instagramの広告が目に入りました。それが左京さんでした。一目見た時にコレだ〜!!って心を奪われる兜がそこにありました。再度、旦那に交渉をしましたが、決裂…そんなこんなしている間に、旦那に転勤の辞令が出ました。息子と私はひと足先に住んでいた東京を離れ、私の実家がある愛知に移動をしました。五月人形を探しているのを知っていた両親が新聞広告に入っていたチラシ全部取って置いてくれ、近くのお店のカタログは貰って来ていてくれました。また色々見ましたが、コレだ!!とビビッとくる兜とは出会えませんでした。そして、その頃には左京さんのネット販売はもうほとんどの商品が売り切れになっていました。転勤と売り切れが重なり、今年買うのは無理かなと諦めていましたが、母にダメ元で電話で聞いてみたら?と言われ、問い合わせをしました。気になっている兜を何個か伝えるとお店の方が一生懸命探してくれて、まだ少しだが在庫があります。ただ、まもなくお店を一度閉めて長期休暇に入るとの事でした。東京にいる時からずっとお店に伺って実物を見てみたいと思っていた私。旦那に再々度、交渉をし、条件付きだが許しが貰えました。旦那も同行するか確認したら、任せるとの事でした。両親にお願いをし、母と息子と共に静岡のお店に伺いました。お店に着くと電話で対応してくれた方が丁寧に説明をしてくれました。気になっていた兜を全部見せて頂き、やっぱり1番最初に心奪われた兜に即決でした。しかし、こだわりが強い私は屏風や弓太刀・飾り台で物凄く悩み、何度も何度も色々と並び変えて頂きました。物凄く時間を掛けたにも関わらず、最後までご丁寧にお付き合い頂き、幾つもの試練を乗り越え、私がイメージしていた兜を無事購入する事が出来ました。兜が新天地・鹿児島に届き、部屋の片付けを終わらせた頃には、もうすでにこどもの日は終わってしまっていましたが、5月いっぱいだけでもと兜を飾りました。私は飾りながら、ワクワクが止まらず、飾り終えたら兜の美しさに見惚れてしまい、しばらく兜の前から動けませんでした。息子に兜と初めてご対面させ、息子も気に入ってくれたのか飛び切りの笑顔が弾けました!!そして、しばらくすると何かを感じたのか兜をじっと眺めて見惚れていました。これから毎年、息子の成長と共に兜を飾るのが楽しみになり、また、幾つもの試練を乗り越えて我が家の元にきた兜が良き思い出となりました。大きくなったら、家族みんなで兜のモデルである、春日大社に行ってみたいと思います。 今回、息子の兜を購入するにあたり、旦那・両親を始め、左京さんと兜の巡り合わせに感謝致します。本当にありがとうございました!!
静岡県のお客さま伝統技術「鏨彫り」-「本物の兜」を息子に 「今年こそは」との思いを胸に、左京さんへ伺いました。コロナウイルスの感染が流行り出したため外出を控え、一年見送った兜の購入。お店では、パンフレットに見た以上の魅力的なたくさんの人形や兜などを見せていただきました。そして、初めて「鏨彫り」の兜を目にしました。その日担当してくださった廣川さんから、この兜は鏨彫りのため他の兜の角に比べて厚みや重厚感があること、鉢が合わせ鉢になって作られていること、「びす」もたくさんあるので大変な作業であること、裏の上部分は「皮」で止めてあること、兜の裏側の金の所にはさびにくくするために「うるし」が塗ってあることなどを他の人形の話も含めて2時間にわたり、丁寧に説明していただきました。 説明を聞いていく中で、この「鏨彫り」の兜は、職人さんが本当に丁寧に作ってくださった1点物であることを感じました。そして、私が息子に送りたい物、何年後、何十年後も飾り続けていきたいと思うものは「これだ!」と強く感じ、熱い思いを胸に一度帰宅しました。 そして翌日再びお店に伺いました。この日は、屏風や飾り方などについて相談させていただきました。娘のひな人形と同じように立派に見せたいこと、畳の上に飾るか床の間に飾るか迷っていることなど、私の考えをじっくり聞いてくださいました。そして、おひつの利用によって2通りの飾り方を楽しめる方法などを提案していただき、どちらの飾り方にも使える屏風を選び、気がづけば3時間経っていました。おかげさまで、こだわり抜いた中で本当に納得できるセットを選んで購入することができました。大変感謝しております。 この日、前日お話を伺った廣川さんが不在でしたので寺田さんが相談にのってくださいました。何と1年前、まだお雛様がたくさん並んでいる頃に、私がお店に寄らせていただいたことを覚えてくださっていて感動しました。 左京さんに出会ったおかげで、伝統技術「鏨彫り」の「本物の兜」を息子に贈ることができました。これから毎年飾り続けていくことがとても楽しみです。ありがとうございました。