5月5日についてコレだけは知っておいて欲しいこと

5月5日についてコレだけは知っておいて欲しいこと

こんばんは。望月琢矢(@takuyamoc)です。

本日は5月5日、こどもの日です。

今はこどもの日として、祝日にもなっていますが、

五節句という、日本の古くからの文化的な祭日の一つです。

五節句とは

日本の古くからの文化的な日、季節の変り目の日でもあります。

1月7日・3月3日・5月5日・7月7日・9月9日

奇数がそろう日。元々は中国(唐時代)の文化に由来しています。

詳細は、各日を説明するだけで記事になるくらいなので、またの機会に。。。

さて、5月5日ってそもそもなんなのか、っていうところを今日は説明します。

5月5日は勝負の日!

端午の節供は菖蒲(しょうぶ)の節供とも言われています。

菖蒲とは ショウブ(菖蒲、Acorus calamus)は、池、川などに生える多年生の草本で、単子葉植物の一種。APG体系ではショウブ目ショウブ科のショウブ属に属する[注釈 1]。ユーラシア大陸に広く分布し、日本では北海道から九州までの水辺に自生する。日本を含めて東アジアのものは変種?A. calamus?var.?angustatusとされる。薬草、漢方薬としても用いられている。アヤメ科のハナショウブと混同されることがあるが、本種は全く別の植物である。漢名は菖蒲と書き表されるが、正しくは白菖と書き、漢方の菖蒲は小型の近縁種であるセキショウのことを指す。 出典:Wikipedia「ショウブ」より(2018/5/5 21:00)

わかりづらいですが要は、コレです↓ 














これからの夏を迎えるにあたって、病気に備えるために、

5月5日には人々は薬草を取り、体の殺菌をしました。

↑の菖蒲の葉は殺菌効果がありますので、菖蒲湯や、菖蒲酒にして飲んだとか。

また菖蒲の葉を玄関に付けて邪気払いをしました。

と、菖蒲菖蒲と菖蒲尽くしの1日であります。

更に、菖蒲が「勝負」と同じ音であることから、

絶対に勝つ日!となり、

勝負するのは武士だ!

ということで、

男の祭りだ!

「男児よ!たくましく育て」という意味で、男の子のお祭りになりました。

時代的には、男は男、女は女! みたいな思想にズレがありますが... 節句と男女観についてはまた別の機会にお話しします。

なぜ鎧・兜を飾るの

つい先日まで左京でも五月人形と称して鎧・兜を販売していました。

昨年の5月以降に誕生した男の子の誕生祝いの「初節句」が今日、5月5日になります。

女の子の場合は3月3日のひな祭りに向けて雛人形を、男の子の場合は5月5日に向けて鎧・兜を飾る、というのが江戸時代から続く日本の伝統文化の一つですね。

ひな祭りに関しては「将来の幸せを約束する、ひな祭りの過ごし方」を参考にしていただください。

古くから、菖蒲の節句には武家の家では、先祖をたたえて、

鎧や旗を飾る、ということが習慣とされていました。

江戸時代に、これを町人がマネしたのが始まり。

武家もそうでない家も、武者の人形を飾ったり、外には旗を揚げるようになりました。

旗揚げは、そのうち五色の旗になり、いつの頃からか鯉を上げるようになりました。

これが鯉のぼり。大空に水の中を泳ぐ鯉を泳がせるという、なんともイノベーティブな発想だったことでしょうね。

元々は、何千年も生きた鯉は、登竜門を通って登り竜になる(出世)という

中国の故事に由来しています。

ポケモンのコイキングが「ハネる」ことしかできないのに

レベル20になった瞬間にギャラドスに進化する、

っていうのもここに由来してます。

菖蒲の節句自体は唐時代から伝わる文化ですが、鎧・兜・鯉のぼりは江戸時代から始まったのでした。

武家への憧れとか、武士道への敬意が一般人の中にもあったんでしょうね。

武士の国、日本であり、武士道は武士のみならず、日本人が誇るべき生き方なんですよね。

久々の投稿で文章が硬くなっちゃったね。 基礎知識としては大事なのでぜひ覚えておいてくださいね~

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