まるで、つくりての温度が伝わってくるよう
なるべくシンプルな遠山のお屏風の前に、工芸の美しさと力強さをしっかりと味わえる、職人の温もり感じる作品。
兜のクワガタ(角部分)の先端に柄が打ち込まれているのが最大の特徴。柄の入った金型を、金槌で繊細かつ大胆に何度も打ち、柄を描いていく鏨彫(たがねぼり)という伝統技法。逞しさの中に現れる繊細さが魅力的。
伝統金具技術、鏨彫について
彫金職人の道具の一つで、小さな刃物のようなものや、柄の入った金属型のことを「タガネ」と呼びます。このタガネを金属にあて、ハンマーで叩いて加工する伝統技術が鏨彫。兜の角部分であるクワガタの先にタガネで柄を入れる繊細な技が特徴的です。古くから金属を素材に扱う金属職人によって製造されてきた甲冑は様々なところに金属職人の伝統技術が光っています。
全体のお飾りのサイズ
約 幅720mm × 奥行き280mm × 高さ320mm
サイズに関して
サイズの種類:兜 - 中