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雛人形

専門家厳選!本気でおすすめできる人気の雛人形15選【2023年度版】

シーズン前になると各社がよりをかけて制作した雛人形が並びます。

可愛らしいもの・美しい芸術品・伝統に忠実な作品・インテリアとしても映えるモダンな逸品などひとえに雛人形と言ってもその種類は千差万別。本当に欲しい一飾りを選ぶのにも中々苦労しますよね?

そこで、本記事では雛人形の人気商品の中でも、専門家の目線から本当に良いと思う作品を厳選してピックアップし紹介します。

雛人形選びのヒントとしていただくのはもちろん、「こんな商品もあるんだ!」と雛人形というジャンルの幅の広さを感じ、楽しんでいただけると嬉しいです。

専門家目線で選んだ、本当に欲しいと思える人気商品15選

専門家が今年のトレンドを追いかけていく中でも「これは!」と思えた人気商品を15個、厳選してご紹介します。

欲しい商品を探していただいたり、好みの系統を把握するのにご活用いただいたり、もしくは雛人形というジャンルのバリエーションをお楽しみください。

1.プーカのひなにんぎょう 花箱 ハナハコ

 

出典:人形の増村公式(https://item.rakuten.co.jp/masumuradoll/10000877/)

 

一度見たら忘れられない、つみき形式の雛人形。専門家としてはいわゆる「おもちゃのような(安い素材で工場で大量生産される)」雛人形はしっかりとした人形をお求めの方には基本的にはおすすめしていないのですが、おもちゃといってもそれを全面に押し出した世界観がおもちゃ特有の「安っぽさ」をかき消しています。

積み木を組み上げるように飾り付けから楽しめる、カラフルで優しい色使いの人形セットはお子様の心にひな祭りの楽しい思い出として刻まれることでしょう。飾り台が収納箱になっており、シーズン外は意外とコンパクトに収納できるのも嬉しいポイントです。

2白粋-HAKI- 桜舞うお雛様

出典:夢み屋公式(https://item.rakuten.co.jp/yumemiya/10007970/)

 

白一色、ある意味では究極的にシンプルながら大胆な色使いのちりめん製の雛人形。
デザインでは造り手の技術・センスが問われますが、職人が一つひとつ手織りでつくりあげた人形だからこそ、色によるごまかしのきかない作品ができあがります。

モダンな商品ですが神聖なまばゆい白は魔よけの効果を持ち、雛人形本来の「お守り」としての伝統の精神性も受け継いでいます。

目を見張るデザインですが、白一色のセットはどんな内装にもマッチするためインテリアとしても最適です。

3.【HINA DOLL】 ひな人形 立ち雛

出典:ihana design公式(https://item.rakuten.co.jp/ihanadesign/hinadoll02/)

 

シンプルでモダンな印象を受ける立ち雛の雛人形。幅広いクリエイティブを手がけるデザインスタジオと伝統的な老舗雛人形工房のコラボにより完成した雛人形は現代的な印象ながらも伝統的な雛人形の趣もある作品に仕上がっています。

モダンなデザインで洋風のインテリアにもなじみやすい上、スペースも取らないため飾る場所にも困りません。

雛人形の「ギフト」という側面に焦点を当てた商品。海外の方へのお土産にもオススメしたいです。

4.幸一光作 彩-AYA-

出典:人形の増村 公式(https://item.rakuten.co.jp/masumuradoll/10001799/)

 

シンプルでコンパクトながらも、きちんとした伝統工芸品。モダンなデザインながらも伝統的な要素も。そんな絶妙なバランスが見事に調和されたケース飾りの雛人形です。

一般的には人形のつくりが安っぽくなりがちなケース飾り人形ですが、江戸木目込人形の代表ともいえる三代目 幸一光氏が手がける彩-AYA-は細部までこだわり抜かれた逸品。可愛らしい雰囲気ながらも、本格的で「可愛すぎない」格式高さも持ち合わせています。

アクリルケースは簡単に取り外せて、人形に触れて楽しんでいただくことも可能です。

5.一秀 白無垢 アクリル屏風飾

出典:久宝堂公式(https://item.rakuten.co.jp/miyage/h-kf-kb9101/)

 

白を基調としつつ、黄金の輝きがちりばめられた、清らかかつ華やかな印象を持つ木目込人形。とにかくコンパクトで飾る場所を選ばない、現代の家庭事情にもマッチした雛人形セットですが、そんな小さな人形の中にも伝統雛人形の技法が随所に散りばめられています

スペースを取らないコンパクトな人形が欲しい、でも簡素なつくりではなく本格的な人形が良い、という方に特におすすめです。

6.白音-shirone-雛人形|京人形 み彌け×cuna selectオリジナル京雛 雛凛(ひなり)

出典:cuna select公式(https://select.cuna.jp/item/849.html)

 

白を中心に現代的なデザイン色が目を引く雛人形。雛人形の本場京都で天然素材と伝統的な技法にこだわり続ける人形工房「み彌け」の2代目三宅玄祥氏が手がける人形は伝統をベースとしつつ現代的なデザイン・配色を取り入れた、伝統的ながらも革新的な作品に仕上がっています。

「伝統的な雛人形が欲しい、けれど一味違うのも捨てがたい」という欲求を同時に叶えてくれる逸品です。

7.桃色のおひなさま 人形工房 左京

出典:左京公式(https://sakyou.co.jp/selection/h-2983/)

 

白と桃色を基調とした可愛らしくも落ち着いた印象の雛人形。あえて豪華絢爛にせずにシンプルにまとめながらも、製作地静岡で採れた綿を用いた「遠州織物」や絹といった天然素材にこだわり、職人が手作りしたぬくもりが感じられる温かい作品です。

見た目の可愛らしさ、温かさだけでなく、白や桃色が持つ厄除け・魔除け・長寿祈願といった雛人形の起源ともいえるお守りとしての願いもしっかりと込められています。

8.小出松寿作 雛人形 十二番 平安 白藤 親王飾 ひな人形

出典:久宝堂公式(https://item.rakuten.co.jp/miyage/h-hs-312002/)

 

王道ともいえる、伝統に忠実な作りをした雛人形。細部までこだわりを詰め込んだ精巧なお顔、美しいグラデーションのお衣装など伝統工芸品としての雛人形の質を追求しながらも現代的な要素も取り入れた「モダントラディショナル」とも言える逸品です。

本格的な作りながらも、サイズが比較的コンパクトなので飾る場所を選ばず、現代の暮らしにさりげなくマッチしてくれます。

9.ふたり、寄り添うおひなさま 人形工房 左京

出典:左京公式(https://sakyou.co.jp/selection/h-2977/)

 

お姫様・お殿様がふたり向かい合って座る変則的な雛人形。正面を向いて並ぶことが一般的な商品のジャンルの中で異彩を放っていますが、寄り添うように座る姿は微笑ましく温かみがあります。

変わり種のお洒落さを持つ一方で、その人形そのものは素材にこだわり職人が手作りの技を施した伝統工芸品。筆書きによるお化粧を施したお顔の美しさが際立ちます。こちらもモダンとトラディショナルが見事に調和した作品と言えるでしょう。

10.清水久遊作 雛人形 ひいな 十番 白桜 親王飾 ひな人形

出典:久宝堂公式(https://item.rakuten.co.jp/miyage/h-hs-210005/)

 

シンプルながらもハッとするような色遣いが印象的な雛人形。

シンプルであるがゆえに人形そのものの作りが印象を大きく決めますが、そこはさすがとも言える職人の技。人形としての質の高さがより一層際立ち、存在感を大きくしています。

伝統をベースに斬新さとモダンさを重ね合わせた作品は和装のお部屋でも洋装のお部屋でも存在感を放ちながらも悪目立ちすることなくインテリアとして重宝します。

11.雅、美しきおひなさま 人形工房 左京

出典:左京公式(https://sakyou.co.jp/selection/h-2971/)

 

シンプルだからこそ美しい。シンプルだからこそ難しい。伝統に忠実に、人形の質にとことんこだわった作品です。

お姫様の着物は配色が美しい伝統的な平安文様。お殿様の着物は日の光のあたり方で色が変わる、天皇陛下だけが着ることを許されたという神々しい麹塵染。実際、光の当たり具合によって見え方が変わるため、その変化をお楽しみいただくのも醍醐味と言えるでしょう。

全体的に濃いめの配色が用いられていますが、それぞれが自己主張しすぎず見事に調和し、見れば見るほどに趣深い逸品です。

12.雛人形 京十一番 ドライフラワー 田村芙紗彦

出典:人形の館石倉公式(https://item.rakuten.co.jp/hina-ishikura/171409196/)

 

白を基調としたお殿様・お姫様と木目調の台・お飾りが印象的な雛人形。白の持つまばゆく神聖な印象と木の素材の温もりが見事に調和した、暖かみのある作品に仕上がっています。

お顔は柔らかく親しみやすい雰囲気に仕上げつつ、気品があり伝統工芸品としての趣深さも感じられる作品です。

現代風のお部屋にもマッチする色使いなので、飾る場所を選びません。

13.春の香りのおひなさま 人形工房 左京

出典:左京公式(https://sakyou.co.jp/selection/h-2975/)

 

まばゆい金屏風の目を見張る雛人形。金を背景にした桜の模様も印象的です。木目調の温かい雰囲気と、藤色・桃色をベースとした淡いお着物が全体を見事に調和し、金色の存在感を引き立てます。

金の配色が強く豪華絢爛ながらもギラギラした印象にはならず、優しくも華やかな存在感を放ち、ひな祭りを盛り上げてくれる作品です。

14.PREFER CLASSIC 淡青(たんせい) 京十一番

出典:prefer公式(https://item.rakuten.co.jp/komari/cl3-msk14-s01/)

 

ほんのりとした青色が印象的な雛人形。「青」は雛人形の配色の中に頻繁に登場するものではありませんが、淡い青の持つ清涼感がシンプルな白の屏風や木目調の台座に引き立てられた、高級感あふれる仕上がりになっています。

モダンな色使いながらも、作りは本格的な伝統工芸品。時代を超えて受け継がれた技術と現代のセンスが見事に融合していますね。和室はもちろん、現代的なインテリアにも馴染んでくれます。

15.桜、舞い上がるおひなさま 人形工房 左京

出典:左京公式(https://sakyou.co.jp/selection/h-2970/)

 

現代的な色使いや大胆なデザインも捨てがたいですが、やはり一度はしっかりと吟味したい王道の配色・作りの雛人形

赤基調のお姫様のお衣装に散りばめられた鮮やかな桜に、お殿様の濃紺のお衣装に咲く金色の桜、金屏風に咲く桜が調和した、ひな祭りシーズンに一足早く「お花見」が楽しめる作品です。

優しい作りのお顔に少し強めのお化粧、王道の鮮やかな配色が金屏風を目立たせ過ぎず、全体的な調和を生み出しています。

「有名さ」「人気」も大切だけれど、本当に気に入った商品を選ぶことこそが大切

「有名なメーカーの商品」「人気の商品」とは多くの人に「良い!」「可愛い!」「欲しい!」と思われている商品。一般的には良い商品だと言えますが、それがご自身にとって最高の商品とは限りません。

後悔しない、本当に気に入った商品を選ぶための考え方を3つ共有します。

一時期の人気よりも、長く愛せる品選びを

雛人形のような伝統的なジャンルにも流行はありますが、流行よりも長く愛せる商品選びをすることが大切です。

雛人形はお子様が生まれてから大人になるまで長い付き合いになるもの。一時の流行よりも最後まで変わることなく愛着を持って付き合えるような人形を選ぶことをおすすめします。

「唯一無二」のお子様のお守りであることも念頭に

インテリア・装飾品としての意味合いも強い雛人形ですが、元々の役割は子供の厄を引き受けてくれる「お守り」。そう考えたとき、唯一無二のお子様のためのお守りをご購入時の流行で「みんなが買っているから」と決めてしまうのも後から「本当にこれで良かったのか」と悩むことになりかねません。

迷ったら雛人形本来の役割という基本に立ち返って考えてみるのも良いでしょう。

あえて「大人のための」人形を作る意味

左京では「大人のための」雛人形をコンセプトに人形を製造・販売しています。

「人形は子供のお守りなのに、なぜ大人のための人形を?」

と思われるかもしれません。答えは、人形を長く管理することになるご両親様をはじめとする大人に愛着を持ってもらってこそ、お子様にその価値をご理解いただけると思うからです。

子供は身近にいる大人の振る舞い、物の扱いを見ながら育つもの。ご両親様が雛人形を大切に扱っているのを見ながら育ったお子様は、やがて成長し一緒に飾りつけや片付けを手伝う経験を通じながら伝統文化やその根底にある大人から子供への愛情を感じ取れるようになるのです。

お子様に想いを感じ取ってほしいからこそ、まずはご両親様に本当に大切にしていただける人形を作り続けています。

まとめ

たくさんの雛人形を見慣れている専門家の目線からも「欲しい!」と思えるような商品をピックアップして紹介しました。

様々な人形がありましたが、お気に入りのものを見つけられたり、「こういったジャンルをもっと見てみたい」といった方向性だけでも雛人形選びの参考になっていれば嬉しいです。

雛人形選びは女の子が生まれてこないと経験することのできない貴重な機会。ぜひ、たくさんの人形を目で見て、専門家の話を聞いて、本当に納得できる人形を選ぶための時間も楽しんでみてください!

 

 

商品選びに迷われることや専門家に聞いてみたいことがあったらお気軽にご連絡ください!

株式会社左京 / 四代目
Writer - 望月 琢矢
静岡の雛人形工房(株式会社左京)の4代目。1991年生まれ。静岡県静岡市出身。東京の大学在学中に留学・海外一人旅などを通じて外国から見た自分・日本を考えるようになる。大学卒業後2年間、東京の上場企業にて会社員を経て2016年から家業である株式会社左京に入社し雛人形制作に携わる。海外経験のある若者代表として、これからの雛文化・伝統文化について考え、試行錯誤の日々。日本の伝統文化が世界から評価されれば日本人は覚醒する!と信じ、静岡発の世界ブランドを作ることを目指しています。 ★Instagram フォロワー18,000人超
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