FAQ

皆さまから頂く様々なご質問とそれに対する回答です。各質問をクリックすると回答が表示されます。
掲載していないご質問がある場合は、お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

ひな人形の基礎知識

Q. なぜひな祭りは3月3日なのですか?
A. ひな祭りは「上巳(じょうし)の節句」ともいい、本来は三月始めの巳(み)の日を指します。陰陽道でいうところの陽が極まった凶日です。だから厄払いの日なのです。元は中国なのですが、厄を人形に移して清めるというのは日本独自の風習ですね。凶日なのだから逆にこれからは好いことが続く。したがってめでたい日でもある、ということから慶日となったのです。中庸を重んじる東洋ならではの考え方ですね。
Q. なぜ人形を飾るのですか?
A. 雛のお節句には大きく分けて2つの祈りが込められていると思われます。それは、①「健康に育ちますように」 ②「子孫繁栄」です。生まれてきた子が「健康に育ちますように」と、病気などの厄を人形(ヒトガタ)に移して身代わりにしました。したがって必ず人間の形をしていなければなりません。キティちゃんやウサギではいけません。
 そして「子孫繁栄」という意味を込めて幸せな結婚を祈念するのです。だから男女カップルでなければなりません。
 人形になにかを移して身代わりにする、というのは日本古代からの風習で、かつては赤ん坊の枕元に人形を置いて、病気退散を祈ったりもしていました。この身代わり人形という考え方は世界でも類がない風習です。…と思っていたら、アフリカやオーストラリアの未開社会にもあったのです。ということは人類普遍の発想なのではないでしょうか?何万年まえからの考え方を、日本は風習として現在にも「ひな祭り」という形で残しているのです。
Q. おひな様の飾りにはどのような意味があるのですか?
A. ひな人形は結婚式を表しています。すなわち生まれたばかりの女の子の結婚式を先にやることで、素敵な結婚式が約束されるのです。言霊信仰にも通じるような、一種のおまじない・祈りのようなものです。予祝いといいます。
Q. ひな道具と飾り方はどのようなものがよいですか?
A. 基本さえ変えなければ自由・お好みでかまいません。「七段飾り」「三段飾り」等々は、高度経済成長期に大量生産のために、売る側が考え出した一つの形式に過ぎません。現代のセンスに合った飾り方でいいと思います。もちろん左京では皆さまのご意向を伺いながら、お好みのひな飾りをスタッフが一緒に探していきます。
 デザインはもちろん、収納方法・サイズなど、時代にあった、現代のひな人形を一度見にいらしてください。
Q. 瓶子(へいし)とは何ですか?
A. 菱もちの間にある対の花瓶のようなものを瓶子(へいし)と言います。瓶子の中身はお酒です。そこに薬草を束ねて挿し、薬のエキスの溶け出た物を薬としておひな様に供えます。生まれたばかりの子供が病気にかからぬように、という親心の表れですね。
Q. 次女・三女にはどのようなひな人形を購入すればよいですか?
A. 次女・三女にも長女と同様、どんな小さなものでもかまいませんので、必ず男女カップルのものを飾ってあげてください。二人目だからといって、童人形ではかわいそうです、次女は一生独身でも良いということになってしまいます。。
Q. 母親のひな人形を子どものひな人形として代用してはいけませんか?
A. お母さんの人形はあくまでお母さんの人形であり、お母さんの厄をとることで精一杯です。ひな人形は女の子の御守りのようなものです。たとえて言うなら、お母さんの使った受験のための御守りをそのままお子さんに使うようなものです。お子さんはお母さんの代用ではなく、かけがえのない立派な女の子です。どんなに小さく安いものでも結構です。その子だけを守るその子だけのお人形を用意してあげてください。

左京の人形について

Q. セット売り・単品売りとは何ですか?
A. ひな人形飾りは多くの職人さんの手によって、多くの部品からできています。台・屏風(びょうぶ)・雪洞(ぼんぼり)・御道具・顔・人形本体。それぞれまったく別の工房で作られています。お店に飾ってあるひな飾りは、人形屋さんが、たまたま組み合わせたセットに過ぎません。セット全体の雰囲気も大事ですが、一つ一つの部品を見て、組み換えを楽しんでください。
 左京では全てを単品として組み換え・入れ替えができます。一つ一つの部品にこだわった、世界に一つだけのひな飾りを探しにいらしてください
Q. ケース人形・収納飾り人形は置いていますか?
A. 左京ではケース入りのひな人形・収納飾りはあまりお勧めしておりません(いくつかのご用意はございます)。
 「収納」と聞くととても小さく便利に片付くように思われがちですが、むしろ大きくなってしまいます。左京では、なるべく場所を取らないしまい方の工夫・ご提案をしております。是非飾る場所・しまう場所・しまい方についてもお気軽にご相談ください。
 ケースの中にあっては触れることのできない、飾る楽しさ・愛でる楽しさを捨てないでください。
Q. お殿さま・お姫様の位置が違うのはなぜですか?
A. 一般に、京都が[姫-殿]、関東が[殿-姫]と言われます。左京で作る人形は京都風です。アジアは本来、左側(向かって右側)優位の文化です。中国の皇帝は南を向いて座りました。したがって、太陽が昇る東側、すなわち左側が優位とされたのです。茶道でも歌舞伎でも相撲でも左側が優位とされています。京都市の地図を見ると右(東)に左京区、左(西)に右京区と分けられています。これも、その中間に位置する御所から南を向いて右か左かということだったのです。
 西洋は右側優位の文化をもちます。近代に入り西洋文化が国際儀礼として標準化されたため、皇室が左右の位置を替えられました。このことを受けてひな人形の左右も変更され、今では[殿-姫]の並びが一般的となっています。
 しかし、左側優位の文化はひな人形にいまだ根強く残っており、七段飾りでは、長い柄の勺を持っている官女が左、歌を歌っている五人囃子が左、右大臣よりも左大臣が老人になっています。また、橘より桜が左、お道具もお茶道具が一番左に位置しています。全体の統一をとるなら、京都風の[姫-殿]ということになるでしょう。
Q. 人形の値段の違いは何ですか?
A. お人形の値段の差は「着せ付け」です。顔や衣装はどんなに大きな差でも5万円程度ですが、人形の「着せ付け」は、お人形の胴体部分だけで、ピンからキリまで20万円以上の差があります。つまり、着せ付けを行う人形師で決まります。着せ付けの差をじっくりと比べてみてください。お店に来ていただければ丁寧に説明させていただきます。
Q. 十二単衣(じゅうにひとえぎぬ)とはなんですか?
A. おひな様は平安時代の貴族の衣装です。このころ遣唐使が廃止され、日本独自の文化が生まれました。その一つが十二単衣です。十二単衣とは12枚の単衣(ひとえぎぬ)という意味ではなく、「それほどたくさん」という意味です。実際には白の下重ねは別にして五つ衣が決まりだったようです。
 当時は布に柄を織り込むのは大変技術を要したので、平織りの地紋の入った布に草木染めをして、その色の組み合わせでオシャレを楽しんだそうです。いわゆるカラーデザインです。
 王朝の人々はその色目を自然の四季からとりました。春には梅重ね、桜重ね。夏は菖蒲つつじ。秋は紅葉や山吹。冬はススキと雪の下。その他にも、源氏物語では紫の上が源氏のそれぞれの姫に似合う重ねをコーディネートしている様子が描かれています。
 この楽しさを現代にも、とカルタを作ったのが「 いろはかるた 」です。かるた遊びともに日本の色の名前と枕草子を楽しみながら覚えて頂けます。
Q. ひな人形の製作の様子を見学できますか?
A. はい。随時見学は承っております。詳細は 「 工房見学について 」 をご覧ください

ご購入後について

Q. ひな祭りの楽しみ方(決まりなど)はありますか?
A. 基本さえ押さえておけば あとは自由に楽しんでください。地方によりさまざまな風習があり、各家によっても続けてきた決まりがあるかと思います。
 ある地方では、おひな様が出たら毎日、影膳を据える(食べ物をお供えする)風習があります。また、おひな様を片付ける前日の夜には、「お疲れさま」の意味を込めておひな様を横に寝かすという風習もあります。お寿司ばかりがご馳走ではありません、雛祭りの日には伝えられてきた「おふくろの味」というのもひとつでしょう。風習がなければ、新しく作ってもいいと思います。祖母から母に、母から子に、心を形にして伝える方法は様々かと思います。
 「私の家ではこんなことをしているよ」ということがあったら是非、お問い合わせフォームからその内容を教えてください。集まったらHPにアップしていきたいと思います。
Q. 人形の修理はしてくれますか?
A.左京では、基本的に修理はお断りをしております。ひな人形はお子様の身代わりがその役目です。手が折れたり顔が汚れたりというのは、その子の身代わりになって汚れた証拠です。古くなって汚れたひな人形こそ大切にしてください。
 また、ひな道具類であれば、故障・紛失については、お取替えまたは新品補充いたします。

五月人形について

Q. 端午の節句とはどういう意味ですか?
A. 「端午」の「端」とは「初め」という意味で、五月の初めの午(うま)の日のことです。これから迎える厳しい梅雨と夏の季節に備えて、薬草採りに行きました。その薬草の代表的なものが菖蒲(しょうぶ)です。菖蒲は勝負あるいは尚武と同じ音ということで、武を尊ぶ男の子のお祝いの日となりました。または、勝負ということから民間では「石内合戦」「舟合戦」等が行われました。
Q. なぜ鎧・兜を飾るのですか?
A. 端午の節句に飾る鎧・兜は約1000年前の日本独自の武具です。当時は戦闘の機能性よりも「美」が尊ばれました。勝負の勝ち負けよりも美しさと潔さが重視されました。このような価値観をベースに、鎧・兜はその時代の工芸品として、世界的にも類のない武具となったのです。この気風が残り「名こそ惜しけれ」の武士道になっていきました。
 鎧・兜は時代が下るとともに徐々にお守りとなり、男の子の成長を祈る飾りとなったのです。
Q. なぜ弓を飾るのですか?
A. 室町時代以前の武技の主流は弓でした。しかも技量を大変必要とされる引き弓だったのです。卑弥呼の時代より、中国から武具は入ってきているにもかかわらず、中国の大型の刀は日本には定着しませんでした。また、刀の発達もあまり見受けられません。これは日本人が直接的な返り血を浴びるような戦闘を好まなかったからではないでしょうか?
 また、弓にしても、中国の漢・秦の時代からボウガンのような、殺傷能力が高く、簡単に引ける弓があったにもかかわらず、日本の武士達は個人技が大きく左右し、殺傷能力の高くない引き弓にこだわったのです。日本人が平和的な民族でいられたのは、こういったことが理由なのかもしれません。
Q. 鯉のぼりにはどのような意味が込められていますか?
A. 鯉のぼりは江戸時代に、武家の旗に対して、町人が作り出したものです。本来は、水の中にいるはずの鯉が大空を舞台に泳ぐ、なんていうのは大胆な発想であったことでしょう。それも、考え出したのは庶民です。当時の江戸の庶民は世界的にみても素晴らしい気概と独創性を持っていたのです。


 
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